サーバ上の画像を扱うとき、毎回ローカルにダウンロードするのは面倒ですよね。そこで、コマンドで扱う方法をいくつか紹介します。
画像を表示する
iTerm2用のコマンドですが、imgcatが便利です。インストールはこちらのコードをパスが通るところに置くだけです。
$ imgcat Lenna
ターミナル上に画像が表示されます。
私は特にChainerの学習結果(loss.pngとか)の確認など頻繁に使います。シンプルで便利です。
サイズと拡張子を確認する
画像のサイズや拡張子はfile
コマンドを使えば、すぐに分かります。たまに拡張子のないデータと遭遇するときがあるので役に立ちます。
DeepLearningでは3チャンネルを想定していることが多いので、PNG形式でαチャンネルがある場合は、注意が必要です。
$ file Lenna Lenna: PNG image data, 512 x 512, 8-bit/color RGB, non-interlaced
ImageMagickのidentify
でも同じことはできますが、file
は画像以外にも使えるのでfile
のみを覚えておくと良いと思います。
$ identify Lenna Lenna PNG 512x512 512x512+0+0 8-bit sRGB 473831B 0.000u 0:00.009
ちなみにMacの場合、ImageMagickはbrew
でインストールできます。
brew install imagemagick
サイズを変更する
convert
の-resize
オプションでできます。
# 256(幅)x256(高さ) に変更 $ convert -resize 256x256 Lenna.png Lenna-small.png # 256(幅)x*** に変更、高さは元の比率を保って自動で変更 $ convert -resize 256x Lenna.png Lenna-small.png # 元画像の 50% のサイズに変更 $ convert -resize 50% Lenna.png Lenna-small.png
ちょっとした変更では便利です。